MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

全盲難聴・のんたん S園だより「社会見学」(2017年12月10日)

2017年11月9日 社会見学で、コカコーラ多摩工場に行きました。(全盲難聴・のんたん 22歳)


【S園だよりから(2017年12月10日発行)】
社会見学(11月9日)


今年の社会見学は、日本点字図書館、NHKスタジオパーク、森永乳業、コカ・コーラ多摩工場の4ヵ所の中から、興味のある場所を選び、2日にわけて出かけました。
コカ・コーラ工場は、ガラス越しの見学で、工場内を歩きながら製造過程などをお聞きし、出来上がりの試飲や試食をさせてもらいました。
見学先の一番人気は、視覚障害者グッズが豊富な日本点字図書館。最新の商品に触れ、買い物を楽しみました。


社会見学は、目的地だけではなく、行き先までの工程も選択時のポイントです。電車の乗り換えやモノレール、バスなど、いろいろな交通機関を利用することも、大切な体験のひとつとなっています。



何年も前のことですが、所用で、S園のT課長さんから、
メールをいただいたことがありました。
そのメールの中に、
「今日、ノゾミくんは、社会見学で、
 キューピーマヨネーズの工場に出かけています。」
と書いてあり、
夫とふたりで、大笑いしたことがありました。


キューピーマヨネーズ、という、
あまりにもかわいらしい行き先。
そこに、園生のみんなでそろってでかけたことを想像すると、
なんだか微笑ましく、
その文章を読んだだけで、笑いがこみあげてくるのでした。


子どもたちが学校に通っていた頃は、
たしかに、「社会見学」というものがあり、
授業の一環として、
さまざまな場所に連れて行ってくださったと記憶しています。


が、学校を卒業した今でも、
そんなことをやってくださっているとは、
思ってもみなかったのです。


S園では、
たいせつな学びの場として、
そして、園生の楽しみのひとつとして、
毎年、社会見学を実施してくださっています。


いくつもの行き先を企画し、
全員が視覚障害者である園生を引率して行くのは、
てまひまのかかることであろうと想像します。
その姿勢に、いつも、頭がさがる思いです。


生きているかぎり、人はいくつになっても、
学びつづけることができるのだということを、
S園での日々の生活をとおして、
親もまた、教えていただいていると感じます。

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