MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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のんたんの冬休み-75 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - サイゴンセンターで、涙(2017年12月29日/6日め)

2017年12月29日 サイゴンセンターで。(全盲難聴・のんたん 22歳)



晩ごはんを食べよう、ということで、
ホテルを出て、ホーチミンの繁華街を歩きました。
どのお店もキラキラしていて、
歩いているだけで、わくわくしてきます。


以前来たときにはなかった、高層ビル。


街路に並ぶ、巨大な「蓮の花」電飾タワー。


電飾だらけのお店。


外資系だって、負けていません。ド派手な、シティバンク・ビジネスセンター。


日本の食品を専門に扱っている、スーパー。


日本式に、きっちりと品物が陳列されている、店内。


ずいぶん歩いたな、と思った頃、
いきなり、遠くの方に現れた、ピッカピカのビル。
「サイゴンセンター」
と、ネオンで書いてあります。


なにがあるのかわかりませんが、
とにかく行ってみることにしました。


サイゴンセンターの玄関。車寄せの前です。


私たちが行ったところは、正面玄関ではなく、
車寄せ側の出入り口でした。
次々と車が入ってきて、人が乗ったり降りたり。
それを、一台ずつ、制服を着た係員が誘導します。
まるで、5つ星ホテルです。


でも、ビルの中に入ってみて、ようやく理解しました。
ここは、「高級ショッピングセンター」だったのです。
それも、中の大部分が、「高島屋」になっている…。(笑)


「おのぼりさん家族」には、刺激が強すぎました。
家族全員、あっけにとられて、立ちつくしてしまった、一階ロビー。


日本にいたら、フツーのデパートでしかない、「高島屋」。
のはずなのに、ベトナムで Takashimaya という文字を見ただけで、
家族全員、気分がいっきに上昇してしまいました。^^



地下にある、高島屋食品フロア。この写真は、閉店後に撮ったので、シャッターが降りています。


日本からベトナムに来て、いきなりこのビルにやってきたら、
それほどの感動はなかったと思います。
でも、一週間ずっと、ベトナムの素朴な都市ばかりを歩き回り、
「日本」というものに、ほとんど触れていません。


「日本食を食べたい」なんて、思ったこともありませんでした。
でも、このビルに入ったとたん、
「日本食、恋しい」
という気持ちが、止まらなくなってしまいました。(笑)



「中島水産」のお寿司売り場で。はしゃぐMIYOと、店内をクールに眺める、長女(笑)。


回転寿司「活けいけ丸」。
ここは閉店後に撮ったのでひっそりとしていますが、ビル内のお店は、どこも、ベトナム人のお客でにぎわっていました。


山本抹茶カフェで、並んで買う人たち。


麻布茶房。ここも満席です。


日本にいたら、どうということのない、
当たり前の店内。
それが、ベトナムの中にある。
そっくりそのまま、ここにある。
そのことが、ただ、うれしくてうれしくて(涙)。^^


「私、ここで食べたい!」
と言ってしまいました。


もう、ここまで来て、日本食を見てしまったら、
気持ちは抑えられるはずがありません。
いつもなら、
「外国に来てまで日本食を食べなくても」
と考える私たちですが、
このときだけは、家族全員、
頭の中が、「天丼」になっていたのでした。(苦笑)


(つづく)

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