MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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のんたんの冬休み 6 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 2 - 「おかね、おかね!」(2017年12月24日/1日め)

2017年12月24日 ベトナム・ハノイ空港で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


12月24日


成田空港を午前10時に出発して6時間後。
ベトナムに到着しました。
6時間後といっても、時差が2時間あるので、
まだ、午後2時です。


まずは、現地通貨の調達です。
空港内のATMに直行しました。



ほんの5,6年くらい前までは、外国に来たら、
両替所で、現地通貨に両替をしていました。


でも今は、両替は不要です。
手数料を払って両替をするよりも、
ATMでキャッシングする方がずっとおトクであることは、
以前、お話ししました。


詳細は、以下をご覧ください。


ATMを操作しているとき、私の隣りに立っていた長男。
たまたま、ATMに手が触れたようです。
「おかね! おかね!」
と言ったので、びっくり。
長男と一緒にお金をおろしに行ったことなど、ありません。
え? なんで知ってるの?
と思ったのですが、すぐに納得しました。


長男は現在、障害年金をいただいていて、経済的に自立しています。
長男がいただいたお金は、
現在生活している、S園が管理してくださっています。
そのS園が、長男といっしょにATMに行き、
「ここからおかねがでてくるんだよ」
などと、おしえてくださっているのに、違いありません。


これまで私は、
「長男にお金のことなど、わからない。」
と思っていました。
でも、4年間の年月の中で、S園は、少しずつ、少しずつ、
生活のために必要なことを、長男に教えてくださっていました。


ATMに、指先がちょっと触れただけで、
「おかね、おかね」
と言った長男に、家族一同、びっくり。
そして、とてもうれしくなりました。


健常者にとっては、たかがATMかも知れません。
でも、全盲・難聴の長男には、
ていねいに教えないと、理解することはできません。
だから、ATMのことを長男に教えようなんて、
思ったこともありませんでした。


親が知らない間に、長男は、少しずつ、
いろんなことをわかるようになっているんだな、と、
あらためて、S園に頭が下がる思いでした。



おトク情報3
現地通貨は両替せず、ATMを利用する。

クレジットカードを使って、キャッシングする方が、手数料が安い。


ATMから現地通貨を調達した場合、
これは、「両替」ではなく、「キャッシング」、つまり、「借金」になります。
金利は、大体、どこのクレジットカードでも、年18%です。
つまり、一ヵ月後に返済すれば、利息は1/12で、1.5%。
両替所の手数料よりも安くなります。


このときはさらに、うれしいことがありました。
この年末は、Tカードの、2ヶ月限定のキャンペーン中だったのです。
Tカードを使ってキャッシングした場合、
金利がなんと、7%になる、と。
一ヶ月後に返済すれば、金利は0.58%です。
つまり、10000円をキャッシングすれば、支払う利子は、わずか58円!(笑)
なんだか、申し訳なくなるような安さです。^^


私はふだん、キャッシングを利用することはないので、
金利についても、注意をはらうことはありません。
でも、海外に来たときだけは、キャッシングを繰り返します。
そのときに使うクレジットカードは、
どこの会社のものであっても、たいてい、同じ金利です。
けれど、こんなふうに、「いまだけのキャンペーン」をやっている場合があるので、
一応、事前に、金利屋キャンペーンのチェックはしてみたほうがよいと思います。



とりあえず、キャッシングで、
ベトナム通貨2,000,000ドンを調達しました。
すごい金額ですが、
日本円にすると、約10,000円です。(笑)


空港には、現地のガイドさんが
迎えに来てくれることになっていたのですが、
すごい人ごみで、
誰がガイドさんなのか、わかりません。
夫が、ガイドさんを探しに行くと言うので、
私たちは椅子に座って、
待っていることにしました。


長女は持参した本を読み、
長男は、ボイスレコーダーで
録音した音を楽しんでいます。
ふたりとも、海外旅行は、これで6回目。
もうすっかり慣れていて、
緊張感、まるでナシです。(苦笑)


(つづく)

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